伸びる針と折れる針(岡本テスター)

 

ロッド:ノースウエスタン 12ft3.5lb
リール:SHIMANO ブルズアイXT9080
ロッドポット:アングル式竿立
バイトアラーム:和式センサー
ライン:NG+R22lb
リーダー:NG+Rレッドコア100cm(45LB)
リグ:NGWG♯4 EVOLVE35lb(TASKA) KDリグ(23cm)
フィーディング:コンプレックスT20mm
フックベイツ:コルクボールPOPパイナップル&バナナ15mm
釣果:95cm・94cm・92cm・91cm、他13本
レポート:(原文)GW後半は河口湖に行ってきました。約半年ぶりの河口湖の風景が懐かしく、湖を2周してポイントを決めました。今回入ったポイントは自身が今まで一度も入ったことのないポイントで全て未知な状態でした。選んだピンスポットの前には強烈なカカリがあり、ドラグフリーの状態では待てないポイントです。こういうポイントに入るつもりであれば普段なら柔らかめの振り出し竿を用意してくるのですが、今回は全く想定してなかったのでカープロッドしかなく、しかも3.5lbという硬い竿….
ドラグをマックスに締めてパワーファイトをすると一番負荷がかかるのが針とハリスです。ドラグを締める強いやり取りをする場合、反発力が強い竿より柔らかめの竿の方が❝竿ドラグ❞が効くので良いのですが無い物は仕方ないと作戦を考えました。少しでもハリスの負担を軽減するため伸縮性のあるハリスであるTASKAのEVOLVEを使い、現場で仕掛け造りをしました。
この釣り方は待っている時のドラグ調整が最大の肝なのですが、久々過ぎて悩みます。ロック状態ではカカリまで魚が辿り着けないが口切れ、針&ハリスの負荷が不安です。反対に少し緩めるとヒットする魚によってはカカリに巻かれます。投入点とカカリまでの距離は3m無いぐらいの距離です。
そしてファーストヒット!竿掛けから竿を抜いた瞬間にのされて口切れ(-_-)
ドラグが強すぎました。2回目のヒットは竿を持つ前にカカリに巻かれてサヨナラ(-_-)3回目は竿を持った後にのされてカカリに(-_-)
3連チャンでいかれて悲しくなりましたが、この3回でドラグの強さが解ってきてバラシもなく合計90台4本を含み17本ゲットすることができました。
ここで今回の題【伸びる針と折れる針】の話を。
針はどんな針も最大限に負荷がかかった時に必ず“伸びるか”“折れるか”します。
これは針の焼き入れの仕方で変わると言われています。伸びる針は限界値は折れる針より低いですが折れません。折れる針は曲がる針より限界値が高いですが最終的に折れます。
今回のようなやり取りをすると針の限界値にあっさり達してしまいます。
針は折れたら間違いなく魚はバレますが、伸びるだけではバラシにはそれほど直結しないと私は思っています曲がるといっても針金のように一直線に伸びるわけではないからです。
NGフックは基本的には“伸びる針”です。フックは消耗品ですので針先が鈍れば交換ですし、伸ばされても交換です。
交換頻度の高い針は少しでも低額で!というのがNGフックです。
海外メーカーの針の多くが日本製であることはあまり知られていないと思います。日本には逆輸入として入ってきて中間業者も多いのが実情です。海外メーカーの針の価格が高いのはそんな理由かと思われます。
NGフックは純国産です。低価格で高品質が多くのアングラーに使われ続けている理由かもしれません。

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